石田純一×岸田編集長モテジジ対談《ジジ、それぞれのクルマ論(その3)》

ジジのクルマ、かくあるべし!

「タイトなコクピットに乗り込むのは、ジジにはちとツラいね」と石田さん。乗り降りの際、鍛えていないと腰を痛めちゃう!?

石田 岸田さんが普段乗ってる初代スマートのブラバスも、都内を動くのに楽チンそうですよ。

岸田 だって編集の仕事なんてやってると都内を動き回らないといけなくて、一番頭にくるのが時間ギリギリに着いても駐車場がないってこと。デカいクルマだと切り返しが大変なんだけど、スマートだったら頭から突っ込んで、サッと停められる。それとサ、我々世代だとクルマでモテたいっていうのがあるじゃない。

石田 もちろんですよ。ただ10年ぐらい前だったかな、マセラティのクアトロポルテに乗りたいと思った時に、もう自分がカッコいいと思えればいいや、人からどう思われてもいいや、って好き勝手な仕様にしたんですよ。そうしたら外国人がわざわざ立ち止まって中をのぞき込んで、カッコいいなとかナイスカーとか言ってくれて、見る人が見たらわかるんだと思いました。それ以来、全員にモテなくてもいいやって。

岸田 半径100メートル全員じゃなくて、わかる人だけわかってくれればいいって風になってくるよね。自分のセンスに近い人じゃないと、モテてもしょうがないし。

石田 まさにそれ! パラダイムが同じというか、わかってくれる人にモテないと意味ないですね。

岸田 純ちゃんの思い出のクルマって何? そもそも、初めて乗ったのは何だったの?

石田 親父のクルマに乗ってましたけど、自分で初めて買ったのはチェリーですね。26歳の頃だったかな。その次がスカGですね。ケンメリ。

岸田 やっぱり、当時から走るクルマが好きだったんだ。

石田 そうなんです。だからケンメリのGT–Rなんか、改めていま乗りたいと思いますよ。

岸田 考えてることはみんな同じで、すごく高くなってるよね。われわれにとっては原体験だからね。ルイヴィトンもそうだけど、ベンツやビーエム、ポルシェが日本に入ってきて、高いんだけど頑張れば手に入るというワクワク感があった。今の若い人は、「もらえるなら喜んでポルシェに乗るけれど、ローンしてまでは欲しくない」って言うけどさ、好きなことはやめられないよね。

石田 だからわれわれは、好きなことがたくさんあって幸せなんですよ。人生が楽しい。おせっかいかもしれないけれど、若い人達の人生の楽しみが減っているんじゃないかと心配してるわけです。もっとダイナミックに人生を楽しもうってのはいつも思っていますね。

助手席のダッシュボードには「Lamborghini」エンブレム。メッキ仕上げで高級感が漂います。