石田純一×岸田編集長モテジジ対談《ジジ、それぞれのクルマ論(その1)》

「クルマもファッションも女のコも、み〜んな楽しい!」

岸田 今、何に乗ってるの?

石田 生意気にも次で7台目のフェラーリなんですけど、328から始まって、先日FFを注文しました。

岸田 やっぱりスポーツカーが好きなんだね。

石田 自分は死ぬまでスポーツカーに乗りたいと思っています。岸田さんや四方さんもカッコいいけど、白洲次郎さんも憧れですねェ。

岸田 終戦直後にGHQとやりあって、「従順ならざる唯一の日本人」と言われた人だ。

石田 ええ、その白洲さんは軽井沢ゴルフ倶楽部の理事長を務めていた頃もポルシェ911で走り回っていたんですね。やっぱり歳を取っても、孫がいるおじいさんじゃなくて、男でいたいじゃないですか。スポーツカーは男の象徴だし、スポーツカーに乗れるということは男であることを証明していると思うんです。だから死ぬまで乗っていたい。

岸田 クルマって速く走らせるのが難しかったじゃない。ダブルクラッチを使って回転合わせてシフトダウンしたり、それを覚えて速く走れることに快感があったよね、特にスポーツカーは。

石田 岸田さんがお乗りになっているポルシェ911のMTなんかその典型で、下手クソは発進すらできないし、すぐにクラッチをダメにしちゃう。

岸田 でもやっぱりスポーツカーに乗っていたいよね。ところで、FFの色は何色?

石田 外が紺で、内装が濃いタン。内装のレザーがアニリンというなめし方で仕上げてあって、これが使い込むとクタッとなってすごくいい感じなんですよ。

岸田 あえてピュアスポーツの488じゃなくFFを選んだこととか、色や素材の選び方とか、ジジイの余裕、こなれ感がいいよね。

石田 正直に言って、これがフェラーリ!?っていう微妙なフェラーリですけど、このブサかわいいのがいいんですよね。

岸田 ファッションも同じだよね。気張ってファッショナブルというのはカッコ悪い。

石田 僕らの年代になると、ハズしとかそっちですよね。岸田さんの本を読んでずっと勉強してますから(笑)。

岸田 ところで、家庭用のクルマは持ってないの?

石田 いま2人子どもがいて、もうすぐ3人目が生まれてくるんで、あんまりファミリーカーって好きじゃないんですけど、そのなかで精一杯抵抗してポルシェのカイエンがあります。
もっと人生を楽しまなきゃもったいない!

もっと人生を楽しまなきゃもったいない!

石田純一
ISHIDAJUNICHI

1954年生まれ。東京都出身。トレンディドラマ『抱きしめたい!』で大ブレイク。この人のおかげで当時の男女は、ファッションにもクルマにも恋愛にも熱中しました。ご自身も60歳を超えて、まだまだすべてを楽しんでいます。

アヴェンタドールSのインパネはTFT液晶。アナログメーターに慣れたジジにはツラい!?……と思いきや、「老眼にはむしろ見えやすいのでOKだね」とか。


文/サトータケシ

《続く》


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