黄昏ジジの選びのキモ《トラディショナル ウェザーウェアの「ブーツ」》

《トラディショナル ウェザーウェアの「ブーツ」》

雨の日にあえての白靴が貫禄ジジの見せ所

トラディショナルウェザーウェアは、1974年にゴム引きコートからスタートした英国マッキントッシュ社のブランドで、英国の伝統と今の気分を感じさせるデイリーウエアが人気。こちらのウイングチップのアッパーを持つハーフブーツは白の他、ビジネススーツに合わせやすい黒や茶などの展開もあり。1万4800円/トラディショナルウェザーウェア(トラディショナルウェザーウェア青山メンズ店)

岸田…この冬は雨が多いな。

琴田…とはいえ、岸田さんはクルマ移動が多いから濡れることもないんじゃないですか?

岸田…一日100歩くらいしか歩かないからな。健康上まずいかも。

(次の日もまた雨天)

岸田…おはよ~さん。今日は運動がてら電車通勤してみたよ。

琴田…って、こんな雨の日に白靴なんて!びちゃびちゃになっちゃったのでは?

岸田…ふふふ。実はこれ、レインブーツなんだよ。アッパーからソールまでラバーの一体成型だから、アッパーはもちろん雨をはじくし、ウエルトから水も入ってこないんだよ。

琴田…しかも、雨の日に白靴なんて。

岸田…だろ?他はみ~んな黒や茶の実用本位な雨靴のところ、ジジはあえての白い靴ってところが見せ所。

琴田…子供のころは、雨の日に白い靴履くと母から怒られましたね。

岸田…そういう原体験を誰もが持っていて、そんな中でアンチテーゼをあえて行うというのもジジの面目だな。
ただ、本当にキャンバスやレザーの白い靴でそれをやっちゃうと足がびちゃびちゃして気持ち悪いし、第一、汚れちゃうだろ(笑)。

琴田…ちょい不良(ワル)の神髄を垣間見た気がします。

岸田…大げさだな。しかもだな、この靴、1万5000円ほどで買えるんだぞ。
この靴の見た目はウイングチップのハーフブーツだから、雨の日以外に履くこともできる。つまりコスパがめちゃいい。

琴田…雨の日だからこそ、装いを楽しめれば隣のじじいと差別化できるという算段ですね。

岸田…まーそういうことだけど、そこまで硬く考えなくてよろしいぞ。
オホン。今日は展示会まわるぞ!
レザーのシボ感、グッドイヤーウエルト製法のコバのステッチやウエルトまで再現。さらにウイングチップのグローブ(穴飾り)やピンキング(ギザギザの切り込み)など英国靴の伝統的ディテールもあり、パッと見ではレインブーツとわからないでしょう。

写真/村本祥一 スタイリング/佐々木誠

【問い合わせ】
トラディショナル ウェザーウェア 青山メンズ店
☎03-6418-5712

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