ジジ的名品大図鑑《J.M. WESTON(ジェイエムウエストン)》

素敵にジジれる秀逸バランス靴!

ジェイエムウエストンの象徴的存在といえば、この「180シグニチャーローファー」ですよね。
「最初に買った高級靴がコレだった」ってなジジも多いハズ。
今さらなんて言わずに、ここで改めてその魅力&実力を復習してみましょう。
見た目上品&履き心地快適な不朽の傑作靴

見た目上品&履き心地快適な不朽の傑作靴

ボックスカーフ製。9万5000円(ジェイエムウエストン青山店)

 ジェイエムウエストンの日本初上陸は1980年頃。本格展開はさらに10年ほどあとですが、その時期までジェイエムウエストン=ローファーのイメージでした。よって最初のジェイエムウエストンが、この「180」という人が多いのですが、とはいえ、コレは入門編どころか、同ブランドの凄みを凝縮した靴。ゆえに、いまなお「まずはローファー」なのです。

 では、どこがスバラシイのか?

 ザッと並べると、
①コンフォタブルな木型とデザインとのバランスが秀逸。
②アッパーの革が最上級。
③レザーソールはしなやかなのに摩耗しにくい。
④製靴技術が高度で、品質コントロールも徹底。
⑤サイズ&ウィズの設定がきめ細かい。
⑥理に適った独自のフィッティング理論。
⑦不動のブランドステータス
 って感じでしょうか。

 結果、履きやすく、堅牢で、見た目美しく、ジジが愛履きできる靴になるのです。

 「音楽はモーツァルトに始まり、モーツァルトで終わる」といわれますが、それにならえば「高級靴は『180』に始まり『180』で終わる」となるのです。
足形に適う内ひねり形状

足形に適う内ひねり形状

前方から見ると、モカやタン、履き口が内側に傾いているのがわかりますね?これは、この靴が人の足形に適った、コンフォタブルな内ひねり形状であることの証左なのです。

丸みに富むヒールカップ

丸みに富むヒールカップ

スリッポン系は踵抜けしがちですが、「180」では丸みあるヒールカップが踵をしっかり包み込み、適度にすぼまった履き口と相まって踵浮きを防ぎ、歩行を快適にしています。

モカ縫いも熟練技で!

モカ縫いも熟練技で!

ショートノーズなのに不格好に見えないのは、木型とパターンのバランスが絶妙だから。手縫いモカは糸締りがよく、これが、この靴の印象をも引き締まったものにしています。

出し縫いも乱れナシ

出し縫いも乱れナシ

返りのいいハンドソーンウェルト製法に限りなく近い、独特のグッドイヤー製法を駆使。その出し縫いも破綻なく美しい。

豊富なサイズ&ウィズ

豊富なサイズ&ウィズ

サイズを4mmピッチ(通常は5mmピッチ)に設定。ウィズ(甲幅)も豊富で、「180」ではA〜Fの6段階(写真右はBウィズが欠落)で、ほぼすべての足形に対応。と、これはもう、他社ではマネできないサイズ&ウィズの展開なのです!各9万5000円(ジェイエムウエストン青山店)

アッパーの素材は違えども端正で上品な姿はすべて共通

アッパーの素材は違えども端正で上品な姿はすべて共通

1940年代に誕生した「180シグニチャーローファー」は創業者の息子ユージェーヌ・ブランシャール氏がアメリカのペニーローファーをもとに、モカ縫い両端のビーフロールステッチなどは廃し、よりエレガントなフランス流に開発した至高の名靴です。アリゲーター製59万円。レザーソール採用。(ジェイエムウエストン青山店)

スエード×ボックスカーフ製10万5000円。レザーソール採用。(ジェイエムウエストン青山店)

素材&色は150種以上から選べます

素材&色は150種以上から選べます

自分らしさを追い続けるジジなら、アップチャージで「スペシャルオーダー」にトライを。レディメイドのデザイン(現行に加え、一部廃番モデルも可能)からお好みを指定し、レザースワッチで素材&カラーを選ぶ、いわゆるセミオーダーなのですが、そのスワッチのバリエが150種類以上と聞いてビックリ。しかもツートンやマルチカラーも可能なので、選択肢は限りなく無限です。で、注文から約3か月後、世界でただ1足が我が物に!

アッパーのみならず、底材もお好みをどうぞ

アッパーのみならず、底材もお好みをどうぞ

「スペシャルオーダー」では、ステッチやシューレースのカラーも選択でき、底材も各種ラバーソールが用意。たとえばローファー「180」のレディメイドには、実はラバーソールタイプも存在していますが、オーダーではそれに使われているゴム底材(左)も選べるのです!9万5000円(ジェイエムウエストン青山店)


文/奥山泰広(POW-DER) 写真/村本祥一(静物) スタイリング/四方章敬


【お問い合わせ】
ジェイエムウエストン 青山店
☎03-6805-1691


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