ジジこそ似合う先祖返りサファリジャケ

古くから皮革産業で栄えているフィレンツェには、優れた革職人が数多くいます。そんな職人の手仕事を世に広めるべく、革工房ブランド「シカス」は1984年に設立。ラグジュアリーブランドの下請けでその技術を磨き、2000年にオリジナルブランドを発表し、好評を得ています。こちらは、サファリジャケットの定石を踏みながらも、細すぎず太すぎずの絶妙シルエットを持つ、まさにジジ好みの一着。こういうシンプルなやつ、探しても案外ないんですよね。11万円/シカス(エスディーアイ)

岸田…フィレンツェ出張の帰りの飛行機で観た映画「Allied(マリアンヌ)」、あれ気分だよな〜。

荻山…第二次大戦中のカナダ人工作員に扮するブラッド・ピットの着こなし、ジジっぽいですね〜。

岸田…中でも速攻で手に入れて真似しようと思ったのが、サファリジャケットだな。

荻山…すでに何着もお持ちでは?

岸田…そうだけどさ……秋冬用でバシッとしたやつ新調したいだろ。

荻山…ならば、こちらは?

岸田…スエードか。確かにスエードのサファリジャケットは持っているけど、袖や襟の裏が黒ずんでしまい、着たいんだけど、なかなか出番がないな。

荻山…スエードは擦れや汚れが目立ちやすいので、消耗品と割り切るのがジジの貫禄。ただし、そんな消耗品に大枚はたくのは、いくら金は遺すな、自分で使え!が信条のジジにもキツい。

岸田…これいくらだ?

荻山…11 万円です。めちゃお得な気がします。

岸田…作りや素材がチープなのか?

荻山…フィレンツェ帰りの岸田さんには釈迦に説法でしょうが、こちらはレザーの聖地トスカーナのブランドの一着ですぞ。同じく4ポケットが便利なミリタリーのM-65 ジャケットよりも上品ですしね。小洒落たレストランでも浮きません。ジジは紺ジャケよりもスエード・サファリでこなれ感を出したいところですね。

岸田…買い行くか。

ゴートスエードは、柔らかく軽い着心地で、ジジもうっとり。一枚仕立てではなく、裏地が付くので、汗や雨でインナーに色移りするような心配も皆無。この素材感でこの価格、コスパ最強のサファリジャケと言わずにはいられません。