黄昏ジジの選びのキモ≪マリオ・タラリコ×マリネッラ ナポリの「傘」≫

≪マリオ・タラリコ×マリネッラ ナポリの「傘」≫

エエ齢こいたら実用だけでなくお洒落で選ぶ

150年前と変わらぬハンドメイド

150年前と変わらぬハンドメイド

1860 年の創業から素材はもちろん、手作りにこだわり続けてきたナポリの老舗傘マリオ・タラリコ。天然木を使っているため、一本として同じ表情のものはなく、他者とかぶる心配はなし。骨は8本の仕様。色はネイビー、ブラック、ロイヤル、ボルドーを展開。6万3000円/マリネッラ ナポリ(マリネッラ ナポリ 東京ミッドタウン)

岸田…お~い、展示会出かけるぞ~。

荻山…お! 岸田さん、雨ですね。傘は?

岸田…いいだろ、コレ? ナポリの老舗傘、マリオ・タラリコ。把手から石突きまで、つなぎ目のない一本の木で作ったお洒落工芸品!
80歳を超える職人が一本、一本手作りしているんだ。だから彼が亡くなられたらもう手に入らないかもだな。
しかも、日本には代理店がないみたいだから、エッヘンだろ。

荻山…ご安心ください。現在は4代目当主と、その甥にあたる人物が傘作りに勤しんでいて、代理店は確かにないのですが、
あのタイで有名なマリネッラ ナポリが別注して、日本でも買えるんです。

岸田…ナポリつながりというわけか。

荻山…どちらもナポリを統治していたブルボン家御用達だったようですね。

岸田…いずれにせよ、傘はライター、ペンと並んでなくすことが多いアイテムだけに、ナポリに行かずとも買えるというのは安心だな。
カフェやコンビニの傘立てにコレを置くたびに、気もそぞろだったからな。

荻山…岸田さんがお使いの表と裏で生地が異なるものはないようですが、作りは同じです。この把手の曲げなんて、まさに美術品ですよね。石突きはホーンをおごっています。
ジジ世代ならステッキ代わりに持ち歩く、なんてのもアリです。
さらに、開いてもクラシカルなドーム型というのが他にはない魅力ですね。

岸田…大き目だから相合傘するのにもいいんだよ。おっちゃんはさらに内側に おいて、開いたときにほのかにエエ香りがするよう仕込んでるぞ。やらしいな~。

ダブルネームが刻まれたプレートを配す把手は、天然木を湿らせたり、温めたりして手で曲げられています。ゆえに、湿度の変化によってカーブが変化することもあるとか。湿気の多い日本ではヒモで縛って固定しておくか、湿度が安定している場所に置いておきましょう。


写真/村本祥一 スタイリング/佐々木 誠

【問い合わせ】
マリネッラ ナポリ 東京ミッドタウン
☎03-5413-7651

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