死ぬまで恋するレストラン「ルヴェール」

女子はいつでもサプライズ好き! そんな彼女に今回プレゼントするサプライズは……? 艶ジジしかできないワザを華麗に使って女子の心を惹き付けます。
SNSのみならず、今流行りのマッチングアプリも使いこなす我々艶(つや)ジジは、どうやら20代〜30代の女子にもモテたいようです。そんな若め女子とのデート。さりげない「サプライズ」が演出できるお店なんていかがでしょう? 

今回ご紹介するのは、赤坂一ツ木通りのワインサロン「ルヴェール」。「神の雫」にも登場する有名ソムリエ、山田晃通さんがオーナーとあって、店に入るとガラス張りの大きなセラーにズラリとワインが並び、「わー、すごい! 素敵!」と、女心をいきなり掴みます。

席につくとジジはさりげなく女子に聞きます。「来るとき、下に『榮林』って中華、あったでしょ?」そこの酸辣湯麺がランチには行列ができるほど人気で、実は酸辣湯麺発祥の店というウンチクも伝えておきます。

シャブリの巨匠がブルゴーニュ地方サン・ブリで造るソーヴィニヨン・ブラン。「カダイフにかけるレモンの代わり」とオーナー。「2015サンブリウィリアム・フェーヴル」1080円(グラス)。「天使の海老のカダイフ包み焼き」1620円。

さて、店の壁には、ソムリエが叙勲されたときの写真なども飾られ、ワイン好きが集う独特な雰囲気に若め女子は緊張しつつも、テンションが高ぶります。最初のシャンパングラスが空になる頃、ソムリエは言います。

「次のワインはどうされますか?」 

目の前にボトルが数本並べられ、男がどれか選ばなくてはいけないそんな場面、よくありますよね?
でも焦っちゃいけません。ワインに詳しくないけど詳しい風な顔をしたい我々ジジは、こう返します。

「次の料理、何でしたっけ? それに合うものをぜひ」

セレクトされた白の「2015サンブリウィリアム・フェーヴル」とともに、温かい前菜「天使の海老のカダイフ包み焼き」が登場。周りがサクッとして、噛むとしっとり、ニューカレドニアで獲れた海老の甘さが口の中に広がり、天にも昇るよう(笑)。

「魚には白、肉には赤とか言うけど、ソムリエからしたら、そんなことはないらしくてね……。いろんな合わせ方があるから面白いよね、ワインって」

てなことを語らいながら、年齢差や常識にとらわれないのは、恋愛も同じ、なんてことを思うのです。 〝天国に一番近い島〟の海老を頬張りながら、死ぬまで恋する艶ジジ好みなワイン&料理のマリアージュが楽しめるワインサロン。 

さて、その極め付きとして、店に似つかわしくない意表をついたサプライズ料理を事前にこっそり頼めるのが、この店最大のウリなのであります。若い女子ならずとも、女子は皆サプライズに弱いですよね?

「お肉のあとに〆があるから、パンはあえて禁止ね」

と、意味深なことを言って女子の胃袋具合を調整しながら、エゾ鹿の赤ワインソースを食べ終わる頃、ジジは店の人に言います。

「すいません、例の〆をお願いします」

ランチ時には行列必至 のビル1F「榮林」の人気メニュー「酸辣湯麺」。「榮林」からスープと麺など材料を預かって、その場で調理。1Fからの出前ではないので、作りたての美味しさそのままに味わえます。1300円。

 すると、小さな器が2つ登場。

「お待たせしました、『榮林』の酸辣湯麺でございます」 

女子は目を丸くし、

「え、『榮林』って、最初に言ってた、下の中華の?」

「そうなのよ、ワインの〆に『榮林』の酸辣湯麺って、いいでしょ?」

「えー、嬉しい!」 

サプライズ成功。白い器に赤いスープが映え、黄金色の溶き卵と筍、中華麺が泳ぎます。

「慌てるとむせるから、ゆっくりね」 

酸味が効いたスープをまとった麺をズルズルっとやると、

「美味しい! 感動!」 

その瞬間ジジは、このビルごと知り尽くした王様感に浸り、ジジの余裕の顔が、女子を安心感に浸らせるでしょう。

実は「ルヴェール」と「榮林」は同じビルのよしみで料理を出前してもらっていた関係。中でも酸辣湯麺は余りに人気なため、「榮林」閉店後でも食べられるよう「榮林」の酸辣湯麺の材料を毎日そのまま上に運んでもらっているのです。 

そんなサプライズは、二人の年齢差をさりげなく埋めてくれ、今宵も、酸辣湯麺の刺激と酸味に負けない、〝ほろ酸っぱい〟夜となるでしょう。
文/すずきB 
写真/小平尚典

【問い合わせ】
ルヴェール LEVERRE
東京都港区赤坂3- 16- 2 「榮林」 5F
03-6459-1135
営業時間:18:00~26:00 LO
定休日:日、祝日
予算:15000円〜(ディナー)、8000円〜(ワインサロン)
カード不可/完全禁煙
※価格は全て税込。カード可・完全禁煙