東京その気にさせる店 肉&鮨の贅沢デート

FOOD - November 2017

東京その気にさせる店 肉&鮨の贅沢デート

二兎を追うものは何兎も得る? 肉&鮨の贅沢デート

あれもこれも叶えたい艶ジジが意中の女子を連れて行きたい名店とは?
本誌人気連載『死ぬまで恋するレストラン』執筆のすずきBさんお勧め!肉食女子も満足する高級鮨店が今回の舞台です。
 バブルを生きてきた我々艶(つや)ジジとしては、「二兎を追うものは一兎をも得ず」という常識を覆したいのが本音。軸足は妻に据えながら、バスケのピボットのように他方の足で軽快に複数の女子を口説く「ピボットの恋」でいきましょう。

 そんな気の多いジジをその気にさせてくれるお店。その名は「鮨心はなれ」。西麻布の交差点から広尾方向へ向かい、路地を入った静かな坂のたもと。

暖簾をくぐると清潔感あふれる長い白木のカウンターが現れ、素敵な笑顔の大将が明るく迎えてくれます。

 王道ネタも抜群ですが、白身魚にサマートリュフを削った妖艶なお造りや、「白イカ&キャビア」、「アワビ&奈良漬」といった少し変わったネタで、早くも二人のテンションが上がります。


 「サマートリュフは、外は黒くて中はカフェオレ色。キノコの旬である秋を待たずに夏に採れるからサマートリュフね?」「わあ、おしゃれ〜! いい香り!」トリュフには媚薬効果があるとか。

辛口の日本酒と合わせれば自然と彼女の心が緩み、肩からしな垂れかかってきちゃいます。

 しかしそれぐらいで満足しないのが艶ジジ。この店には、彼女を完全にその気にさせる奥の手があります。それが「お鮨……からの牛肉」なのであります。

 驚くなかれ、ここは鮨屋にもかかわらず、高級な焼き肉店もひるむほどの極上ブランド牛の入手ルートを持っており、最高級な牛肉のすき焼きも堪能できてしまうのです。

鮨を邪魔しない優しい味付けで、いい感じのロゼ色に仕上がったA5ランクの和牛薄切り肩ロースを極上卵にくぐらせて……。鮨も肉も。

そんな贅沢を叶えてくれたら、彼女の頬もロゼに染まり、その気にならないわけがないのです。すき焼きを、ついおかわりしたくなりますが、あえて我慢。もう少し食べたいぐらいが逆に艶っぽいことをこの店の大将が教えてくれます。

 こうして鮨と肉という二兎を追いながら今夜の彼女という一兎を得たら、良き処で軸足(自宅)へ帰りましょう。よその女子も追うけど妻も大事。これが素敵にジジる生き方ですからね。

文/すずきB

握りも旨味を最大限引き出した通常のネタから、写真のようなオリジナル握りも。左から「白いかキャビア載せ」、「ぼたん海老卵載せ」、「アワビ奈良漬け載せ」。

お酒のつまみも充実。とくに「白身魚のサマートリュフかけ」は、いっぱいのトリュフがかかった贅沢な逸品。

すき焼きは、米沢牛、仙台牛、神戸牛などA5ランクのチャンピオン級の肉を使用。日によってもっとも状態の良いブランド牛を味わえます。ただし、これらの料理は「おまかせコース(1万6200円、飲み物代別)」のみで提供されるのであしからず。

鮨 心 はなれ
東京都港区西麻布3-17-20LY西麻布1階
☎03-6434-0326
昼 12:00〜14:30 (最終入店13:30)
夜 17:30〜24:00 (最終入店 22:00)
年中無休 
予算 昼4500円〜 夜1万6200円〜