GGのあるある川柳 「シングルなゴルフと人生うらやまし」

シングルになりたいゴルフ歴30年の62歳

親愛なるジジの皆さま、独身時代を懐かしく思うことなどありませんでしょうか。
自由な時間のすべてを思うがままに使え、好きな時に好きなものを食べ、いくらでも酒を飲めた。
そしてすべての金銭を自分のためだけに使えた、そんな恵まれた境遇を取り戻したくはならないでしょうか。

西田郁男は最近になって、そんな思いにとらわれ始めました。というのも、数十年を共に過ごした恋女房も単なるオブジェ。いやオブジェならまだいいが何かと攻撃を仕掛けてくるわ、足を引っ張るわ、浮気を疑うわとネガティブ要素が目についてくるもの。
もちろん愛していますよ、愛していますけど少し距離を置きたい。

そんな気分になったのは、付き合いゴルフに行く時の妻の疑念に満ちた視線が原因です。

「ゴルフといっても仕事の、もしくは男同士の付き合いのためで、やめたら人間関係が悪くなって早くボケるよ? おまえは先に死んでるから、どーでもいいと思ってんだろうけど」

と嫌みも込めて言い返しても視線は冷たくなるばかり。荒涼とした空気感に、一種の寂しさが募るのでした。

 そんな空気を振り切って臨んだゴルフの相手は取引先の常務さん。この方がナイスミドルでありながら花の独身バツなし。もちろんシングルの腕前。正直うらやましいとしか思えませんが、彼からは

「今さら新しい女性に気を使うのに疲れた」

ので、やっぱり結婚しとけばよかったという後悔の弁が飛び出してビックリしたのであります。
ジジ同士で相互にうらやましがっている図式は、はたから見ればキモイだけ。
隣の芝生は青い、の典型にすぎませんが、なんとなく気が楽になった62 歳の春なのでした。

付記 シングルの常務さん、ゴルフの後は都心のホテルで某航空会社のCAさんとディナーであったことは、言うまでもありません。
GG のあるある川柳募集中!(ババ川柳も募集中!)
「GG」編集部では、GG のあるある川柳を大募集いたします。優秀な作品はイラストとともにご紹介いたします。奮ってのご応募をお待ちしております。
採用された方には次回開催予定の「GG 友の会」へのご招待に加え、GG ノベルティブレスレットをプレゼント。応募はメールかハガキにて。
メール:info@ggmediainc.com 宛先:〒162-0842 東京都新宿区市谷砂土原町2-7-15-4F GG 編集部「GG 川柳係」まで。

文/鞆田聖一 イラスト/遠山晃司