GG的 食のこなし技「こなれたサーバー遣いの奥義」

レストランで料理を取り分けるギャルソンの手並みにホレボレした経験は、どなたにもおありでしょう。あれってモテそうだと思いません? だったらトライしてみましょう。実は見た目よりもずっと簡単。デートには、ちょっとしたサプライズがスパイスとして必要ですよ。
さて、前号では特集のひとネタ扱いであった、「こなし上手」ネタですが、関係各所からのご好評により、この度めでたく独立した連載として出発することとなりました。末長く宜しくお願い致します。

連載第1回として取り上げるのはサーブであります。本来の意味で言うところのサービスでありますが、日本語で言えば「お取り分け」。それって店員がやってくれることでしょうに、という貴兄、貴兄のおっしゃることも、ごもっとも。

だからこそ、サプライズが潜んでいるのだとお考えくださいまし。フレンチやイタリアンなど高級な店での一般的(いや今ではクラシカルな部類か⁉)な段取りはこうです。

まずメートルが大皿に載った料理を持ってテーブルまで見せに来ます。

「おー美味しそうだねー」

なんて感想を言ってると、一度下げてから取り分けた皿を持って来て、いただきます、となりますな。で、今回はこのサーブを自分でやってしまおうという目論見であります。

このワザ、レストランに通い慣れた相手にこそ効果大、つまり「サーブしていただくまで、手はお膝においてお待ちなさい」と躾けられた淑女たちであるほど、意外な展開に動揺してしまうかも。つまり効果大。
まず、最高級ではなくふたりの距離がより近い、ややカジュアルなレストランをチョイス。するとアンティパスト・ミストなんかはドンと大皿で出てきます。それを取り分けようとするギャルソンに向かって一言。

「自分でやるからいいよ」

とサーブ用のカトラリーを渡してもらうのです。お相手は虚をつかれて驚くでしょうが、意に介さずに慣れた手つきで美しく盛り付けてあげましょう。

例えばヨーロッパの家庭ではチキンを捌いて取り分けるのは家長の務め。つまり家族に注ぐと同様の愛♡を貴女に注ぐという意味と、鮮やかな手つきを披露することで、おもてなしとする意味があるワケですな。

貴兄の意外な得技を発見したお相手は、感激すること間違いなし。

「私の為に、わざわざ自分でサーブしてくれるなんて……♡」

頭の中には自分にかしづいてくれる王子様の絵柄が浮かんでいるのです。なにより場馴れした余裕感はジジならではの貫禄。これで1ポイント先取です。

詳しくは、本誌または下記の動画をご覧ください!
文/鞆田聖一
写真/八巻典千代

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トラットリア ラ・タルタルギーナ
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