GG的 食のこなし技「店主も唸る焼肉の〝焼きワザ〟!」

レストランはジジと女子との真剣勝負の場。ここで粗相をしては末代までの悔いを遺す、とまでは申しませんが、ふたりのこれから、もしくは貴殿の社会的評価に多大なる影響を及ぼす可能性があるやも、ということは、ご同意いただけるかと。

それに今時の娘たちは表向き優しくて、ジジがまごついていると「私がやるので大丈夫ですよ」などの優しい気遣いを示したりします(バブルの頃の現ババとはえらい違いですな)。が、その実、眼は笑ってなかったりするのが却ってコワイです。気をつけたいですね〜。

で、連載第2回にして難易度が飛躍的にアップ。焼肉編であります。「焼肉なんて、ただ焼けばいいだけだろ」などと下に見るのがジジの悪いクセ。イマドキの焼肉、そんなユルイものではありません。

貴兄はザブトン召し上がったことあります?

サンカクは?

別に文房具食べろと言っているのではありません。両方とも牛肉の部位の名称なんであります。しかも、いまやフツーにメニューに載っているぐらい一般的なもの。つまりジジの知識と世間の常識は、かくもかけ離れたものになっていて、焼肉の場合、それがもっとも顕著に表出してしまうのです。
そのジジを、いまどき女子を立派にエスコートし、その目を♡にしてしまうレベルまでの「こなし」を身につけるのが、今回のポイントであります。ということで、訪れたのは西麻布「あつし」。知る人ぞ知るマニアックな焼肉店として名を馳せる同店に教えを乞いました。

それによりますと、火の強いところに肉を置いて、焼けたらひっくり返してさっさと食べる、なんて昭和な焼肉は、すでに時代遅れ。今は、例えば厚切りのタンであれば、表面から2ミリぐらいを両面焼いたら、あとは火の強くないところで休ませる。

そうする事でじっくりと中まで火を通し、肉の質を柔らかく保つのですな。脂身の多い部位も、燃えないように焼き網の端で焼き、手早く食べるのがコツであります。他のディテールに関してはご熟読を願うとして、肝心なのは小煩く講釈垂れるのではなく、あくまでお相手に対して愛情を持って接すること。

そして肉の一枚・一片を大事に「調理」すること。要するに女性も肉も丁寧に扱え、ということに尽きるかと思われます。肉好き女性が相手の場合は、勇気を持って聞き役に徹する。それもまたジジなりの「こなし」です。
詳しくは、本誌または下記の動画をご覧ください!
文/鞆田聖一
写真/八巻典千代

【問い合わせ】
加藤牛肉店|焼肉ステーキあつし
東京都港区西麻布1-10-7 Nishiazabu FT Ⅱ ビル1F
03-6804-3829
営業時間:ランチ(平日のみ)12:00〜14:00 ディナー18:00〜24:00(L.O.23:00)
定休日:日
予算:12000円〜、カード可/分煙

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