行かずに死ねるか 地球の果てまで GGの旅「アーバン・リゾート ザ・サイアムに滞在する2泊3日」

観光大国だからこその 究極の隠れ家、 ここにあります!

「ザ・サイアム」のプライベート・クッキングクラスは、トゥクトゥクで市場へ買出しからスタート!

「お姉さん達、どこから来たの?」

 日本人観光客にはおおよそ遭遇しそうもない隠れ家ホテルでの出来事でした。黒のカクテルドレスでドレスアップした日本人女子2人組を見つけた岸田のジジ、早速、取材と称するナンパ? 聞けば、ホテルの噂を聞きつけ、そのホテルに泊まることだけをを目的に、2泊3日の弾丸バンコクに出かけて来たのだとか。

 ホテルの名前は「ザ・サイアム」と言います。バンコク初のヴィラとスイートのみの、わずか39室のブティックホテル。観光名所からは外れた場所で、むしろひっそりと身を潜めるように存在しているにも関わらず、その規格外なステキさが、遠く日本からイケてる女子2人を弾丸で引き寄せるほどの魅力を湛えた場所なのでした。

 久しぶりの南国に浮かれる岸田のジジ、ホテルの中で勝手に〝絵〟になり、写真に写り込む枚数、過去最多。

 誰もが一度ならず訪れたことのあるバンコクは、参入していないインターナショナルブランドがないぐらいにホテルが乱立し、その数およそ1700以上。5つ星でもリーズナブルな価格で泊まれるとあって、変わらぬ人気を誇ってもいるのですが。その分、スペシャルな体験が得難いという側面もありました。

右・街中には、道祖神のような神棚な設けられており、市場の中でもまずはご挨拶を。ジジ、にやけてる場合ではない。

左上・市場には、野菜も肉も魚も花も日用品だって、いっしょくたに並べられているんですが。この猫、売り物ではありません。顔なじみのシェフが通りかかると、みんなが「これ、食べてみな」などと声をかけてくれます。なかなか楽しい。

左下・タイ版、家内安全のお守り。ジジとババが仲良くブランコに揺られてます。ちなみに、これ、花屋に売られており、植木のハンギングラックも兼ねている。

ジジの大好物、パッタイをマンツーマンで習うの図。フライパンから高~く麺を放り投げて、ご満悦の出来栄えに。

とにかく何でもあるマーケットの
中。シェフの解説つきで、回ってみれ
ば、食材の豆知識や、タイの台所事情
などがリアルにわかり、社会見学とし
ても勉強になる~。

「ザ・サイアム」があるのは、王宮近く。バンコクの、日常の風景が垣間見られる立地も面白いのですが、中へと一歩足を踏み入れた途端、もうその瞬間から、誰もがこれまで体験したことのないような滞在を堪能することになるのです。

 白を基調に、アールデコ調でまとめられた建物の中は、惜しげもなく飾られたアンティークの逸品が目を引きます。何とその数、約2千点。部屋はそれぞれ「映画」「プレスリー」などのテーマを持ったディスプレイで彩られ、巨大な南国の木が生い茂る吹き抜けのアトリウムをぐるりと囲むように配置されている。これ、もうホテルの域を超えてます。誰かの邸宅? そう感じてしまうのも理由があるんです。実は、オーナーが、タイでは知らない人のいない、アーティスト一家・スコソル・ファミリーで、それぞれがロックシンガー、俳優などと芸能界で活躍しながら、ホテル事業なども展開している超セレブ。ただ価値があるだけでなく、趣味性の高いアンティークコレクションは、タイのアカデミー賞を受賞したこともある次男・クリサダ氏の蒐集品。ホテル自体がクリサダ・コレクションのミュージアムのようになっているのです。

 お邪魔します、セレブの邸宅へ。さらにセレブ・ホテルのおもてなしは期待以上の連続で、何と、シェフの案内つきで市場に食材を見に出かけ、そんな食材でシェフ直伝のレシピが学べるお料理教室も体験できちゃう。観光用じゃない市場の喧噪は、実にワンダーランド。トゥクトゥクに乗って疾走する街もまた楽し。

 数あるシェフレシピの中から、岸田のジジが所望したのは、好物であるパッタイの作り方。
「お母さんが教えてくれました。料理で大事なのは、音と、ハートと、そしてスマ~イル!」
 余談ですが、シェフ、イケメン。いつになく本気でパッタイを習った後には、2人で
「はい、スマ~イル!」
 機会があったら、ぜひ、岸田のジジのパッタイをご賞味あれ。

 バーがステキです。スパが極楽です。バンコクのホテルでは初のムエタイのリングがあります。女子だけじゃなく、ジジすらも弾丸で惹きつけそうなこのホテル、マジでおススメ。

プールサイドのバーで。チャオプラヤー川に面し、バンコクの日常の風景を眺めながら寛ぐシチュエーションは珠玉!

川沿いの船着き場。ここから専用の船であちこち出かけることが可能。サンセットクルーズが超ステキ!

弾丸でも飛んで行きたい アーバンリゾート、ハウマッチ?

 バンコクまでは、LCCなのに、フラットシートが確保できるというエアアジアの「プレミアムフラットベッド」を利用。片道から購入可能で、片道3万2900円×往復=6万5800円(価格は時期により変動)。成田からは1日3便、時間帯を選べちゃう。「ザ・サイアム」は、1泊1万8900バーツ=約6万3000×2泊=12万6000円。食費、空港からホテルへの移動費等、雑費がおよそ6万円で今回の合計金額25万 1800円也。LCC利用の恩恵で、リーズナブル価格に仕上がりました。ちょっと秘密のバンコクへ。意外とお手軽にGO!

*航空運賃は空港税等を含みません *価格は、2018年7月現在の参考価格です。

文/小野綾子 写真/ヒロ松井 イラスト/小澤 怜

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