行かずに死ねるか地球の果てまでGGの旅「ペルー」その1

ペルー横断旅《ジジ、インカの〝へそ〟へ》

標高3400m超え。クスコの街は、降り立った瞬間から〝別世界〟を実感することでしょう。かつてのインカ帝国の中心地。今でも改修工事などの度にインカの遺跡が掘り出されるこの街で、ジジ、シャーマンに出会い、遺跡の上のホテルで眠って、古代の夢に触れるの巻。

ジジ、シャーマンに出会う。たまには人生を占ってみるのもいいんじゃない?

 晴れ渡る空に、ケーナ(笛)の音色が響き渡ると、いよいよ儀式の始まりです。

 民族衣装に身を包み、ケーナを奏でているのは、インカ帝国最後の村・ケロの出身で、代々シャーマンの血筋を受け継ぐというパウカルさん。

 対峙する岸田のジジもいつになく神妙な面持ちだったのでした。

 ペルー横断旅第2弾は、ケチュア語で「へそ」を意味し、インカ帝国の首都でもあったクスコへ。そのインカのへそで、シャーマンに人生を占ってもらうという、珍事からのスタートです。

「ケロのシャーマンは、山の神・アプの力を受け継いでいる。標高の高い所とは、意識の強い場所。ここでは、大地の神・パチャママと深くつながり、心と体を癒すことができるのです」
 
 笛の音は、自然の神々とのつながりを促す大切な要素なのだと言います。香木を燃やし、コカの葉にペルー全ての聖地の名前を吹き込むと、上空にコンドルが……⁉

インカ最後の村・ケロ出身というのが地元では、シャーマンの身元を保証するひとつの目安になるのだとか。代々シャーマンとして儀式を受けついできたパウカルさんの家は、クスコの街中から車で20 分程度、小高い丘の上にある。

シャーマンの家に掲げられた看板。シャーマンの土地からこの地に初めて訪れた上流階級の女性にちなんでいるという。

儀式は、風通しのいい庭で。草木染の織物、コカの葉、香木など、天然の物を使用する。




続く……。



写真/石沢真実 イラスト/小澤怜 協力/PROMPERU ペルー政府観光庁

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