行かずに死ねるか 地球の果てまでGGの旅 「 伝説のホテルに泊まるモロッコ4泊6日の旅」

混沌の広場に潜入。突然ですが、モロッコでジジを探せ!

混沌の広場に潜入。突然ですが、モロッコでジジを探せ!

ベルベル語で「神の国」を意味するマラケシュ。モロッコ第4の都市であり、かつての〝スルタン〟が支配していた時代の、古き良き面影を色濃く現在に残す街。

アトラス山脈の北、砂漠の入口でもあるここには、幾千年と受け継がれてきたアラビアンナイトの物語がある。
妖しくも楽し気な都・マラケシュの、その懐深くをジジが探索。まるで迷路のようなこの街で、一体何を見つけるのか?
旧市街=メディナの迷路の中で、民族衣装の身を包んだ女性とジジの遭遇。街角が絵になるんです。

旧市街=メディナの迷路の中で、民族衣装の身を包んだ女性とジジの遭遇。街角が絵になるんです。

日本からほぼ丸1日をかけてたどり着いたマラケシュは、まさに〝異国〟でした。

サハラの西、アトラス山脈の北。少し砂っぽい風が絶えず流れ砂漠より若干湿潤な〝ステップ気候〟。
朝晩にはダウンが欲しくなるほど冷えたりして、かつての砂漠の民の容易ではなかったであろう暮らしぶりが伺えるようです。

目抜き通りにはブランド店が軒を並べ、ZARAだってアップルストアだってある。けれどその街並みをまるで〝ねずみ男〟みたいな民族衣装=ジュラバを着た人々が行き交うという、エキゾチックさ。
いにしえと現代が交錯するような風景は、まるで時空に穴でも開いているかのような不思議な感覚なのでした。

 岸田のジジ、到着するや出かけて行ったのは、街のほぼ真ん中に位置する旧市街の「ジャマ・エル・フナ」広場。

迷路のように露店がひしめき合い、大道芸人やねずみ男もうじゃうじゃといる、妖し気な場所です。それもそのはず、「ジャマ・エル・フナ」とは、「死者達の広場」という意味で、かつては処刑場だった場所。
今回の滞在ホテル「ラ・マムーニア」のドアマンは誰もが巨体で貫禄満点。夜の空の青さと相まって、アラビアンナイトの景色。

今回の滞在ホテル「ラ・マムーニア」のドアマンは誰もが巨体で貫禄満点。夜の空の青さと相まって、アラビアンナイトの景色。

ジジってなぜか、こういう場所が好き。でもって民族衣装の店に入ると、いつの間にやらジュラバの〝トータル・コーディネート〟を決め、えらく悦に入っている……しますよね、ヤな予感、

「ちょっとこのまま紛れ込んでみるからさ、テラスから見ててよ」
 
的中。何故か、マラケシュで、〝ジジを探せ!〟。それが今回の扉の写真と相成りました。
 ふらふらと市場の中へ潜り込んで行ったジジ、ヘナ(タトゥ)の粉を売る行商おばさんから

「ここに座っときな」
 
と椅子を勧められ、しばし葉巻を吸う。観光客とわかればあの手この手のセールスが繰り広げられるのを鑑みると、潜伏に成功か?

 今回の旅は、かつての王族の館に滞在し、砂漠のスルタン(王者)気分を満喫する、というテーマだったのですが、コスプレから何から、この際、丸ごと見聞録?
 

かつての王族の館だったホテルの名前は「ラ・マムーニア」と言います。
由来は、〝ガーデン・オブ・マムーン〟、マムーンとは、王子の妃の名前で、このホテルの有する広大な庭は、18世紀、この地を治めていたシディ・モハメド・ベン・アブダラ国王が、王子の婚姻の祝いに贈ったものなのだそう。
《その2へ続く》